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ウイルスバスタークラウドエラー

【解決】Parallels Desktopでウイルスバスターのバージョンアップに失敗する時の対処法

ParallelsDesktopを使用して仮想環境でWindows10を使っている方も多いと思いますが、そのWindowsに入れてあるウイルスバスタークラウド16.0を17.0にバージョンアップをしようとすると、途中で「インストールできません。このコンピュータに管理者権限でログインしてから、やりなおしてください」のポップアップが出て終了してしまう症状に見舞われている方に向けて、対処法を一つ書いておこうと思います。

 

エラーのポップアップ

 

結論から言うと、バージョンアップファイル「TrendMicro_17.0_HE_Downloader.exe」の保存先が「Mac内にあるフォルダ」として認識されているのを、「Window内にあるフォルダ」として認識させてあげる必要があります。

 

ちなみに、管理者権限で〜というエラー文言に従ってもまったく解決しないので気にしない方が良いです(経験者談)

 


1.普通にダウンロードをすると下記の流れで最終的に「Mac内のDownloads」フォルダに保存されていることが分かる

 

https://helpcenter.trendmicro.com/ja-jp/article/tmka-18596

 

trendmicroのダウンロードサイト

 

■ダウンロードフォルダにexeファイルが保存されたので実行する

ダウンロードフォルダ

 

■シリアルナンバーを入力

シリアルナンバー入力画面

 

■個人データ収集に関する規定に同意する

個人データの利用承認画面

 

■使用許諾契約に同意してダウンロード開始

使用許諾契約画面

 

■ダウンロード進捗画面内のダウンロード先が「¥¥Mac¥Home¥Downloads」になっていたらMacのフォルダにダウンロードされているので×。キャンセルを押下。

(MacとWindowsでダウンロードフォルダを共有させていると、上記のようにMacのダウンロードフォルダにダウンロードされてしまうため、これを解除してあげる必要がある)

ダウンロード進捗画面の保存先

 


2.メニューバーにあるParallelsアイコンをクリックして「構成」を選択

 

メニューバーのParallelsアイコン

 


3.パネル内の「オプション」>「共有」>「構成」を順に選択

 

構成パネル

 


4.「ダウンロード」のチェックを外してOKを押下

※こうすることでMacのダウンロードフォルダとWindowsのダウンロードフォルダは別々のものとして認識される

ダウンロードのチェックを外す


5.再起動するポップアップが出るのでそのまま再起動させる

 

 


6.下記サイトから再度「無料バージョンアップインストールファイル」をダウンロードする

 

https://helpcenter.trendmicro.com/ja-jp/article/tmka-18596

 

trendmicroのダウンロードサイト

 

 


7.シリアルナンバーや許諾を同意後、ダウンロード進捗パネル内のダウンロード先を確認する

 

■下記のようにWindows表記のパスでダウンロードフォルダ「Downloads」に設定されていればOK

ダウンロード進捗のOK画面

 


8.その後、エラーポップアップが出ることなく下記のように解凍が始まればインストール完了

 

ファイルを解凍中の進捗画面

 

 


9.最後に、共有を解除した「ダウンロードフォルダ」を再共有させる場合は手順3と4を参照して「ダウンロード」のチェックをいれる

■私の場合、ダウンロードフォルダを共有させておく意味がほぼないため戻していません。ご自身の作業環境に合わせてご設定ください。

チェックを入れる

 

以上で作業はすべて完了です。

すべての方が同様の手順で解決はしないとは思いますが。一つの解決法としてご参考になれば幸いでございます。

ではごきげんよう。